熊野化粧筆 サッカー
この独特なカタチも熊野筆です
3D造形された熊野化粧筆
熊野筆は、素材の1本1本を大切にします。どの筆も毛先はカットしません。
「毛先から揃えて造形する。」
それが基本です。
そのため、デザイン的な自由度は低かった。丸い筆、平らな筆、太い筆、細い筆。。。
そして、せいぜい毛先がナナメの筆。
これが「刷毛」であれば、話は簡単です。
刷毛は、素材の根元を固定して、毛先をカットして仕立てます。
庭木の刈り込みをイメージすれば分り易いでしょう。
しかし、肌に直接触れるメイクブラシ(化粧筆)としては、致命的な弱点となります。
切ったり、剃ったりした毛がチクチクするのは、誰しも分かることです。
そんな筆を、お肌に触れさせたいとは誰も思いません。
この微妙な造形は勿論、毛先から整えて仕立てたカタチです。
毛先が織りなす、絶妙な造形。
そして原毛の一本一本は、色、その部位を計算されて、仕立てられています。