伝統工芸品熊野筆
熊野筆は伝統工芸品です
伝統工芸品として現在、日本国内の筆の生産は、奈良市、愛知県豊橋市、東京、
そして広島県の 熊野町 と川尻町などでつくられています
なかでも熊野町の筆の生産は全国の8割を占めており、
また、昭和50年には毛筆産業としては初めて「伝統的工芸品」の指定を受け、
ある種のステータスをもって『熊野筆』と呼称されてます。
筆づくりの技術者を昔から筆司(ふでし)と呼びます。
熊野には約2000人もの筆司がいますが、その中で、 全国の書道家の特注品を手がけるような選りすぐりの筆司23人が伝統工芸士の認定を受けています。 近年はそうした職人がメディアに紹介されることも多く、 その匠の技に感動された方も多いでしょう。
ところで筆づくりは、そのほとんどんの工程が手作業です。いわゆる手工業です。 原毛を加工して選別して筆の材料とするまでの工程には、さらに多くの職人の技を必要とします。
書家向けのオーダーメイドも含む書筆(書道用の筆)のメーカーが、満を持して送るメイクブラシです
ある程度の大量生産を前提にした商品の場合、この名も無き職人達による作業で筆づくりは分業化されています。
そして実はあまり知られていないかもしれませんが、毛筆(書筆)づくりの工程数は(それが高級な商品ほど)多く
て手間がかかります。
比較すればメイクブラシの工程数は少ないのです。アベックプレジールのメイクブラシは毛筆づくりの職人たちが、その高い錬度を駆使して送り出すメイクブラシです。
天然素材(自然毛)の特性を熟知
伝統工芸熊野筆の名声は書家に拠るものです。
書家の厳しい目が、現在の熊野筆まで進化させたといっても良いでしょう。
それは基本的にオーダー品、素材も、技術も、最高を求められます。
その最高峰の筆職人を擁するのが、このアベックプレジールなのです。彼らは妥協という台詞を知りません。
毛先の一本一本まで目視と触感、そして長年の経験を駆使して作り上げるのです。
そこには商売意識は欠落しており、
見栄えやコストのために毛先をカットすることはあり得ないのです。
素材の安定供給システムを整備
伝統工芸品と標榜する熊野筆ですが、実は素材を輸入に頼っているのが現実です。
古き良き時代は、もちろん国内産の素材でした。
そして達人の技は、素材の一次加工から最終仕上げまでの全てです。
しかし素材が天然資源(自然毛)である以上、天然資源の豊富な地域でないと良質の素材は得られません。
アベックプレジールが天然素材の産出地に自社工場を持つのは、 素材の選択も、一次加工も、それは熊野筆の重要な工程であると判断したからです。 また、天然素材は季節や気候など環境要因にも敏感です。 そうした意味でも、自社ルートを持つアベックプレジールのアドバンテージは大きく、 お客様の立場からすれば(見かけでは分からないかもしれませんが)「安心の品質を適正価格」で、 手にすることが可能になりました。
お客様の声をフィードバック出来る開発体制
『 言うてくれりゃぁ〜、どがいな筆でも作るけぇ 』
(依頼主の注文さえあれば、どんな筆でも作りますよ)
そう豪語する毛筆職人が作る筆、化粧筆、メイクブラシです。
そしてオーダーするのは、他でもない貴女なのです。
その豊富なラインナップは、お客様の様々な声から生まれ、常に進化しています。